” 手軽にマウス/キーボードの接続PCを変えたい ― “
在宅ワークになって個人と会社用で2台のパソコンをデスクに置くことになり、デスクの上は更にぐちゃぐちゃ。それ以上に接続するパソコンを切り替える度にマウスやキーボードのケーブル挿し替えるのが本当に面倒…!
テレワークの普及なこんな思いをしている人も少なくないんじゃないかと思います。この記事では、パソコン2台を1つのマウス/キーボードで共有できる便利グッズ「USB切替器」を紹介します。
この記事で書いていること
- 1つのマウス/キーボードをPC2台で使う方法
- USB切替器をおすすめする人の条件
- USB切替器にして良かった点・惜しい点
- USB切替器に関する口コミや評判
USB切替器は「パソコン2台にマウス/キーボードを同時にUSB接続にしたい人向け」という超ニッチなアイテム。私と同じようにPC2台の扱いに悩んでいる人はワンタッチで切り替えられるのは本当に楽なので、ぜひ参考にしてみてください。
メリット
- ワンタッチで接続PCを切り替え可能
- 切り替えの遅延もなくストレスがない
- ケーブルが付属しており他に準備不要
デメリット
- デザインがイマイチなモノが多い
マウス/キーボードをPC2台に接続する方法
接続するPCは複数台あってもマウス・キーボードは慣れたもの1つを使いたい…これは誰しもが思うところです。1つのマウス/キーボードを2台のPCに接続する方法は色々とあるので、ここでは各接続方法とメリット・デメリットを簡単に紹介します。
1. USB切替器を導入する
どうしても有線のマウス・キーボードを使いたいという人には「USB切替器」をおすすめします。これが有線デバイス愛用者への私の結論です。私が以前有線キーボードを使っていたときもこの方法を取っていました。
マウスとキーボードをUSB切替器に接続しておけば、スイッチ1つ押すだけで簡単に接続するPCを切り替えることができます。ちなみに私が使っていたのは「ABLEWE」というブランドのUSB切替器「ABLEWE USB3.0」。
クリックすると商品スペックが見られます
ABLEWE | |
---|---|
サイズ | 幅12.0cm・奥行12.0cm・高さ2.6cm |
重さ | 140g |
色 | ブラック |
I/F規格 | USB3.0 (5Gbps) |
対応OS | Windows 10/8/7/Vista/XP Mac OS linux Chrome |
外部給電 | MicroUSB (5V) |
付属品 | USBケーブル (1.0m) ×2 |
USB切替器はポート数が2つか4つのものが一般的ですが、個人的にポート数は「4つ」がおすすめ。USBポートが4つあれば空きポートは充電用として使うこともできます。
とはいえ充電ポートとしてのパワーは接続先のPCから給電されるので、電力消費の強いガジェットの充電には不向きなので要注意。iPhone 12 mini や iPad Air4 をくらいなら充電できますが、外部モニターなどを充電するのは難しいというレビューもあるので注意が必要です。
2. Bluetooth対応のマウス・キーボードを使う
特定のマウスやキーボードにこだわりがなければBluetooth対応のデバイスを購入するのもおすすめ。正直、これが1番手っ取り早いです。
メリット
- マウス・キーボード以外に準備が不要
- 切り替えの遅延もなくストレスがない
デメリット
- 有線接続デバイス愛用者には無意味
- 買い替えにお金がかかる
今はBluetooth対応で最初から複数台のPC接続に対応したマウス・キーボードがたくさん売られているので、好きなデザインや機能性を持ったマウス・キーボードを選ぶことができます。
ちなみに私も今はBluetooth対応デバイスを愛用してます
3. 専用のソフトウェアを導入する
PCにソフトウェアをインストールして1つのマウス・キーボードで複数台のパソコンを操作する方法もありますが、私のようなテレワークで働く会社員の方にはおすすめしません。
メリット
- 様々なPCでシームレスにマウス操作可能
デメリット
- ソフトウェア導入が現実的ではない
- ソフトウェアの設定にIT知識が必要
多くの会社では社用PCに業務で必要ではないソフトウェアをインストールすることは禁止になっていると思うので、そもそも会社員ではこの選択肢は取りにくいと思います。
USB切替器はこんな人におすすめ
実際にUSB切替器を使ってみて「こんな人におすすめ」と思う人の条件を考えてみました。
- 有線のデバイスが手放せない
- 複数のPCを同じデバイスで操作したい
- スイッチ1つでUSBの接続先を切り替えたい
4つもUSB接続したいデバイスを持っている人は珍しいと思いますが、空きポートを充電ポートとして使えるのは意外と便利。” 有線でデバイスを繋ぎたいけど、デスク周りはすっきりさせておきたい” という人はぜひ参考にしてみてください。
USB切替器 の使用感レビュー
実際に私が愛用していたUSB切替器「ABLEWE USB3.0」使ってみて感じた「良かった点」「惜しい点」を紹介します。
ぜひ購入前の参考にしてみてください。
購入しやすい手頃な価格
USB切替器は「USB機器の接続先を切り替える」のが主な機能なので、PCやモバイルバッテリー、充電器などと違ってメーカー間の機能差を感じにくいアイテム。
だからこそ、最終的な決め手が「値段」になるのは自然な流れかなと思います。
今回は私の独断と偏見でAmazonで1番上に出てきた「UGREEN」のUSB切替器と比較しながらスペックをまとめてみました。
ABLEWE | UGREEN | |
---|---|---|
サイズ | 幅12.0cm 奥行12.0cm 高さ2.6cm | 幅15.1cm 奥行14.9cm 高さ5.3cm |
重さ | 140g | 280g |
色 | ブラック | |
I/F 規格 | USB3.0 (5Gbps) | |
対応 OS | Win10/8/7/Vista/XP Mac OS linux Chrome | |
外部給電 | MicroUSB(5V) | |
付属品 | USBケーブル(1.0m) ×2 | USBケーブル(1.5m) ×2 |
Amazon 評価 | ☆3.9(7,368件) | ☆4.2(516件) |
金額 | 2,020円 | 3,199円 |
やっぱり、機能はほとんど同じ。デザイン的には「UGREEN」が好みでしたが、” 機能が同じなら安い方が良いか ” という「値段」が ABLEWE USB3.0 を選んだ最大の決め手というのが正直なところです。
コンパクトで存在感が出ない
デスク上にモノが増えるのはできれば避けたいと思っていたので、ABLEWE USB3.0のコンパクトさはデスク上をスッキリ見せる上でかなり嬉しいサイズ感でした。
このサイズ感ならデスクの上に置いていても良い意味で存在感がないので、デスクをスッキリ見せたい人も導入しやすいと思います。ただし、カラー展開が「黒」のみなので、デスク周りのアイテムを黒以外で統一している人は注意が必要。
本体にセンサーなどが付いているわけではないので、USBポート穴などを塞いだうえでスプレーなどで色を変えてしまうのもアリかもしれません。
遅延を感じない接続先の切り替え速度
USB切替器を購入するときにポイントなのが「切り替えた後、すぐに使えるのか?」だと思います。ここについて「ABLEWE USB3.0」で切り替えの速度に遅延を感じたことはありません。
これは私が外部モニターも使っていることも影響しているかもしれませんが、私は下の手順でマウス/キーボードを切り替えしています。
- USB切替器のボタンを押す
- モニターの接続先を切り替える
私はこの順序で切り替えていて、モニター画面が切り替わった時にはマウス/キーボードの切り替えは完了しているので、すぐに作業を再開できます。
本体に点いたランプを見れば接続先もすぐに分かるので「使いにくい」と感じることはありませんでした。
USBケーブル付属で別の準備がいらない
個人的に 1.0mのUSBケーブルが2本付属するのは好ポイントでした。私のデスクは横幅が140cmで、ノートPCから天板裏を通してUSB切替器までの距離がちょうど1.0mくらい。
デスク周りをスッキリ見せるには「ちょうど良い長さのケーブルを使う」というのが意外と重要なんですが、この「1.0m」というのがピッタリでした。
別でUSBケーブルを購入する必要もなく、自分が持っているUSBケーブルやunifyingレシーバーを挿せばすぐに使い始めることができます。
個人的にはデザインがイマイチ
USB切替器全体に言えることですが、ABLEWE USB3.0も例にもれずデザインがイマイチです。(あくまで私個人の感想です)
どこに何を挿せばいいか分かりやすいんですが、特にロゴ部分は悪目立ち感があるので私はマスキングテープを貼って隠してます。
簡単な対応ですが、これだけでも座って見たときの見た方が全然違うのでおすすめです。
切り替えボタンが押しにくい
「ABLEWE USB3.0」は本体上部についている切替ボタンが少し押しにくいのが残念ポイントでした。
USB切替器はデスク上に置いて使う人が多いと思うのでボタンは本体正面の方が押しやすいと感じました。とはいえ、使いにくさを感じるレベルの話ではなく正直、慣れれば同じです。
上で比較対象として紹介したUGREENのUSB切替器は本体正面にボタンがついてるので、プラス1,000円が払えるならUGREENを選ぶのもありです。
USB切替器 に関する口コミや評判
Twitterで「USB切替器」に関する口コミや評判を集めてみました。
ポジティブな意見だと、切り替えの快適さやデスク上のケーブルが減った点を挙げてる人がいました
「USB切替器快適っすよ、FPSでもレイテンシないんで」と同僚の子が勧めてくれたので導入してみたけれど、これめちゃ快適……! おうちPCと仕事PCでいつものキーボードとマウスを共有できる上に、どちらかのPCの電源を落としてても使えるのすごく助かる、安いし買ってよかった! pic.twitter.com/eStGSZvoJy
— ふぇす (@fees_linecru) July 4, 2020
よっしゃUSB切替器を導入したで!これでキーボード1台でPCとプチコンできて机の上がすっきりやわ! pic.twitter.com/oqHFcXbhbz
— ういいい (@a_hal) April 13, 2018
ネガティブな意見だと、LEDランプと挿しているケーブルの位置が左右反対になっている製品もあるようです。ボタンの番号で接続先を覚えるのが良さそう
いやこれどういう思想で設計したらテレコになるのよ#USB切替器 pic.twitter.com/i5lUi5u3Ch
— ICHIKEN@🇺🇸→🇯🇵エンジニアキャンパー🏕 (@IchikenUsa) May 18, 2021
USB切替器でPC2台を操作する方法 まとめ
この記事では、パソコン2台を1つのマウス/キーボードで共有するおすすめアイテムとして「USB切替器(KVMスイッチャー)」を紹介しました。
- 値段が手頃
- 本体がコンパクトで場所をとらない
- 切り替えの遅延もなくストレスがない
- ケーブル付属で他に準備がいらない
- デザインがイマイチ
- 接続先の切替ボタンが少し押しづらい
USBポート4つ搭載でUSBハブ(充電器)としても使えるし、2,000円ほどと値段も手頃なので、お試しで導入するにもハードルは低いと思います。
2,000円でケーブルの抜き挿しの手間がなくなるのは個人的にはかなりおすすめの買い物だったので、愛用のマウス/キーボードを2台のパソコンで使いたい方はぜひ参考にしてみてください。それでは!
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