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イチ
2016年にテレワーク中心の働き方へシフトしたIT企業の会社員。
在宅勤務で働く傍ら、デスク周りのガジェットやテレワークの働き方について発信。
Yahoo! JAPAN、ライフハッカー日本版などの外部メディアでコンテンツ制作を行なったり、Webライターとしても活動しています。

【Logicool MX ERGO レビュー】肩こりや腱鞘炎の悩みを吹き飛ばすおすすめのトラックボールマウス

ロジクール|MX ERGO

テレワーク(在宅勤務)だと本当に1日中パソコンを触っている状態になるので、手や指・腕の負担が減ることがそのまま作業効率や集中力に直結します。

” なるべく疲れにくいマウスを使いたい “
” 肩や手首、腕の疲れを少しでも軽減したい “
” 作業効率が上がるようなマウスを使いたい “

こんなことを考えた結果、作業のしやすさや疲れにくさを求めて、とうとうトラックボールマウスに辿り着きました。

この記事では、ロジクール (Logicool) のトラックボールマウス「MX ERGO (MXTB1s)」をレビューします。

この記事で書いていること

  • MX ERGO の概要
  • 良かった点・惜しい点
  • 口コミや評判
  • この商品をおすすめできる人の条件

マウス=手を動かして操作するモノと考えて仕事してきましたが、指先だけのマウス操作はかなりの快適さで現時点で「在宅勤務の最適解」として推せるアイテム。

使い心地のほかに、初めてトラックボールマウスを使ってみた感想も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

Logicool
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MX ERGO
メリット
  • 腕全体が疲れにくい設計
  • 腕を動かさない分マウス操作がスムーズ
  • ボタン割り当てが多く作業効率が上がる
デメリット
  • 持ち運びに不向き
  • 定期的なボール掃除が必要
  • 充電ポートがMicro-USBのみ
目次

Logicool MX ERGO の概要

私が購入したのはロジクール(Logicool)のトラックボールマウス「MX ERGO」。

ロジクールのトラックボールマウス|MX ERGO
クリックすると商品スペックが見られます
製品MX ERGO
サイズ幅9.9cm・奥行5.1cm・高さ13.2cm
重さ259g*
対応OS
(Unifyingレシーバー)
Windows
MacOS 10.15以降
ChromeOS
Linux
対応OS
(Bluetooth)
Windows 10以降
MacOS 10.15以降
iPadOS 13.4以降
ChromeOS
Linux
カスタマイズ可能
ボタン数
6つ
電池寿命1回のフル充電で4ヵ月
同梱物マウス本体
Unifyingレシーバー
Micro-USBケーブル(約1.3m)
保証期間2年間
* プレートなしだと164g

在宅勤務が増えて “ 家で作業するのに最適なマウスを使いたい!“ と探した結果、腕や肩への負担が少ないトラックボールマウスに辿り着きました。

それまでロジクールの MX Anywhere3 を使っていて操作性が良かったこともあり、同じくロジクールから出ている定番のトラックボールマウス「MX ERGO」なら安心だろうと思ったのが購入の理由です。


Logicool MX ERGO の使用感レビュー

ここからは使ってみて感じたMX ERGOの「良かった点」「惜しい点」を紹介します。

MX ERGO
メリット
  • 腕全体が疲れにくい設計
  • 腕を動かさない分マウス操作がスムーズ
  • ボタン割り当てが多く作業効率が上がる
デメリット
  • 持ち運びに不向き
  • 定期的なボール掃除が必要
  • 充電ポートがMicro-USBのみ

ぜひ購入前の参考にしてみてください。


手首・腕・肩への負担をほとんど感じない

MX ERGOが他のトラックボールマウスと違うのが、本体が20度傾くところ。

MX ERGO(傾きなし)
傾き:なし
MX ERGO(傾きあり)
傾き:あり

この本体の傾きが二の腕の負担を軽減してくれます。

今まで使ったマウスはどれもマウスの上に手のひらを置くようにして使っていましたが、MX ERGOは手のひらというより親指の腹を置いている感覚。

MX ERGOを持ったところ

トラックボールマウスということでマウス自体を動かす必要がなく、腕の疲れ具合に合わせて傾きを変えながら作業することで、手首や肩回りの疲れはかなり軽減しました。


指1本でカーソル操作できるのが本当に楽

10年以上「腕を動かしてマウス操作する」のが当たり前だったので、指1本でカーソル操作できるか心配でしたが、トラックボールマウスは意外にも半日ほどで慣れました。

トラックボールでマウス操作してるところ

トラックボール自体が思ったより大きくなく、指1本でボールを転がすだけなので、普通のマウスよりも上下左右のカーソル操作が楽になりました。

私の手が大きいだけ疑惑もあったんですが、身長156cmの妻と比べても親指の長さは大差なかったので、おそらく誰でも問題なく扱えると思います。


ショートカットの割り当てボタンが豊富

MX ERGOにはショートカットを割り当て可能なボタンが6つあり、ほとんどの操作がマウス上で完結します。

ブラウザの「進む」「戻る」はもちろん、エクセルの横スクロールなどを設定してもまだボタンが余るので、” ボタンが少なかったらどうしよう ” という心配は不要です。

参考までに私のボタン割り当ても紹介しておきます。

ボタン割り当てアクション
左クリック横(上)進む
左クリック横(下)戻る
ボール横デスクトップ表示/非表示
スクロールホイール(中央)中央ボタン
スクロールホイール(左)横スクロール(左)
スクロールホイール(右)横スクロール(右)

ボタン割り当ては専用アプリ「Logicool Option」で簡単に設定変更できます。 デフォルト設定でも十分使いやすく、会社員がパソコン仕事で使う範囲ではまったく問題ありません。

私はちょっとだけこだわって、ボール横の割り当てを「精密モード(カーソル速度の調整)」から「デスクトップの表示/非表示」に変更しました。

Logicool Optionの設定画面
デフォルト値
Logicool Optionの設定画面
変更後

ボタン割り当てはアプリ毎に変更できるので、自分の作業に合ったボタン割り当てにすれば自分だけのオリジナルマウスを作るような感覚になります。


重くて持ち運びには不向き

はっきり言ってMX ERGOはかなり重いので持ち運びには不向きです。

MX ERGOの重さをはかる
実際に測ってみた:263g

家で使うことを前提にマウスを探している人にはおすすめですが、外に持ち運びたい人には移動の負担が大きいと思います。

私はテレワーカーなので外で作業することもあって、そんな時は MX Anywhere3 を使っています。

ロジクール MX ERGOとMX Anywhere3
MX Anywhere3(左)の方がコンパクト
ロジクール|MX Anywhere3
大きさはAirPodsの約2倍

持ち運ぶことが前提なら「操作性」や「腕の負担」よりも「コンパクトさ」を優先したほうが満足度が高いので、ぜひ参考にしてみてください。

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充電ポートがMicro-USB

2017年発売なので仕方ないですが、 充電ポートが「micro USB」なのは残念ポイントでした。(後継機では、Type-C充電に対応することを期待してます)

MX ERGOの充電ポート

マウス購時に充電用のUSBケーブルが同梱しているので個別の準備は必要ありませんが、デスク周りにケーブルが増えるのは嫌ですよね。

ということで、私は3-in-1の充電ケーブルを別で用意して、充電するデバイスに合わせて1本の充電ケーブルの端子を替えて使っています。

3-in-1の充電ケーブル

複数のデバイスを充電するのには不向きですが、デスク上に多くのものを置かない派の人にはおすすめなので、ぜひチェックしてみてください。


定期的なボール掃除が必要

これはMX ERGOに限らずトラックボール全てに言えることですが、ボールの定期的な掃除が必須です。

MX ERGOのボールを取ったところ

普通のマウスでも本体の底にホコリが付くのに似ていて、ボールを動かして操作するのでボールと本体の間にホコリが溜まってしまいます。

私は週に1回綿棒で掃除しています。綿棒ならボールを傷付けずに簡単に押し出せるし、そのまま掃除にも使えるのでおすすめです。

トラックボールマウスからボールを取り出すところ
ボールは綿棒で簡単に押し出せます

正直いって掃除は面倒ですが、それも我慢できる(それでも使いたい)くらいマウス操作が快適なので、忘れずに続けていきたいと思います。


MX Master3 のようなフリースピンは未対応

最後に MX Master3 / Anywhere3 から乗り換える人に向けて「スクロールホイール」の違和感について紹介します。

私はMX ERGO の前に MX Anywhere3 を使っていましたが、MX ERGO に乗り換えて「縦スクロールの遅さ」に違和感を感じました。その理由がマウスホイール(MagSpeed™電磁気スクロール)です。

MX Anywhere3のマウスホイール部分
Anywhere3(Master3)のホイールは特別製
MX ERGOのマウスホイール部分
ERGOのホイールは他のマウスと同じ

このホイールはロジクールの中でも限られたマウスにしか搭載されていない高性能ホイールで、MX Anywhere3 の他には MX Master3 も搭載しています。

いずれもロジクールの中では比較的最近発売されたマウスですが、MX ERGOは発売が2017年と古く、MagSpeed™電磁気スクロールが未搭載です。

MX ERGO に切り替えてすぐはスクロールが遅いのがストレスでしたが、今はボタン割り当て設定(中央ボタン)を使うことで解決しました。

MX ERGOのマウスホイール部分
デフォルト設定ではホイールを押すと起動

「中央ボタン」を使えばボール操作(指1本)だけで画面を好きな速度でスクロールできるので、慣れると操作性は電磁気スクロール以上。

MX Master 3 / Anywhere 3 を使っていて MX ERGO への乗り換えに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。


Logicool MX ERGO の口コミや評判

TwitterでMX ERGOに関する口コミや評判を集めてみました。

イチ

ポジティブな意見だと、使いやすさ負担の少なさを挙げてる人が多い印象


イチ

ネガティブな意見だと、充電ポートやホイールが古い規格のためハイエンド化を望む声がありました


以前企画した「年代×地域別デスクツアー」でも多くの人がMX ERGOを愛用しており、販売から数年たった今も根強い人気を感じました。

充電ポートやホイールがハイエンドクラスになるとMX ERGO以外のトラックボールマウスが売れなくなる気がするので搭載はまだ先だと思いますが、そんなモデルが登場したら即買いします。笑


Logicool MX ERGO によくあるQ&A

ここでは、ロジクール(logicool) の「MX ERGO」によくある質問に一問一答形式で回答しました。

購入前に気になるところに回答したつもりなので、ぜひ参考にしてみてください。

MX ERGO の重量は?

本体の重量を測ってみたら「263g」でした。

MX ERGOの重さをはかる
実際に測ってみた:263g
MX ERGO のペアリング可能な接続数は?

ペアリング可能な接続数は「2台」です。

MX ERGO の充電時間は?

1回のフル充電で「最長4ヵ月間」継続利用できます。

MX ERGO のボタン数は?

カスタマイズ可能なボタン数は「6つ」です。

MX ERGO のペアリング方法は?

MX ERGOのペアリング方法は、Unifyingレシーバーを挿すか・Bluetooth接続するかの2つです。

さらに詳しく

MX ERGO にはメーカー公式の取扱説明書がなくて戸惑うかもしれないので、ペアリングの手順について簡単に紹介しておきます。

今回はWindowsの画面を例に紹介しますが、Macでも基本的には同じ手順なのでぜひ参考にしてみてください。

STEP
Logicool Options をダウンロード

Logicool の公式サイトから「Logicool Options」をダウンロードします。

ダウンロードした圧縮ファイル(Zipファイル)を解凍して、インストーラーを起動すると「Logicool Options」アプリが使えるようになります。

“Logicool Options” で検索すると見つかります

会社PCにアプリをダウンロードするのは難しいと思うので、個人PCにダウンロードするのがおすすめです


STEP
Logicool Options からデバイスを追加

Logicool Options を開いた左下にある「デバイスの追加」ボタンを押します。

その後、
Bluetoothデバイスの追加 >
Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する >
Bluetooth
とクリックしたら、PC側のBluetooth接続準備は完了です。


STEP
MX ERGO の電源を入れる

MX ERGOの電源を入れて、本体上にある “1” もしくは “2” のランプが点滅するまで「EASY-SWITCH」ボタン(1/2の数字のすぐ上のボタン)を長押しします。

※点滅している数字がPCの接続先になります。


STEP
PC側で「MX ERGO」を選択する

最後にPC側のBluetooth設定画面に表示された「MX Ergo」を選択すれば、接続完了です。

MX ERGO の保証期間は?

購入方法によりますが、ロジクールのサポートは「2年間」の無償保証期間があります。


Logicool MX ERGO はこんな人におすすめ

実際に使ってみて感じた MX ERGO をおすすめできるのはこんな人です。

MX ERGO はこんな人におすすめ
  • 肩こりや腱鞘炎に悩んでいる
  • マウスを持ち運ぶことは少ない
  • ボタン割り当ては多いほうが良い
  • 定期的な充電や掃除の手間は苦にならない

最初は初めてのトラックボールマウスに慣れるか心配でしたが、今ではわざわざ腕を動かしてマウス操作するのが面倒に感じるくらい快適に作業できています。

特に私のように在宅勤務で働いている&パソコンに向かっている時間が多い会社員なら満足できるはずです。

一方で、同じテレワークでも「週の半分は自宅・半分は会社」のように移動が多い人にとっては持ち歩きが不便なので、MX Anywhere3 のようなコンパクトでボタン割り当てもできるマウスのほうが良いと感じました。

ちなみに私は「家ではMX ERGO」「外ではMX Anywhere3」と使い分けていて、かなり贅沢ですがこれが私の働き方・暮らし方にはベストだと感じています。


Logicool MX ERGO レビューまとめ

この記事では、ロジクール(Logicool)のトラックボールマウス「MX ERGO」をレビューしました。

MX ERGO
メリット
  • 腕全体が疲れにくい設計
  • 腕を動かさない分マウス操作がスムーズ
  • ボタン割り当てが多く作業効率が上がる
デメリット
  • 持ち運びに不向き
  • 定期的なボール掃除が必要
  • 充電ポートがMicro-USBのみ


トラックボールへの切り替えは自分の中では思い切った選択でしたが、実際は使い始めたら想像以上に快適で、もっと早く買い換えばよかったと思うくらいです。

使ったことはないけど実は気になってる・在宅勤務になって腕や肩回りの負担を少しでも減らしたいと思う人はぜひ参考にしてみてください。

それでは!

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ロジクール|MX ERGO

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