普段から持ち歩くデバイスが少なければ、充電出力やポート数よりも「とにかくコンパクトでそこそこ出力のある充電器」がベストだったりします。
” iPhoneの急速充電に最適な充電器がほしい “
” USBポートはType-C(タイプC)にこだわりたい “
” 1ポートでいいからコンパクトにこだわりたい “
何か良いものはないかなと探していたところ、RAVPowerから出た国内最小クラスの20W充電器が登場し、これが私の希望にピッタリでした。
この記事では、RAVPowerから出たUSB-C搭載の20W急速充電器「RP-PC150」をレビューします。
この記事で書いていること
- RAVPower RP-PC150 の概要
- 良かった点・惜しい点
- 急速充電器と一緒に揃えたいアイテム
実際に RP-PC150を使ってみて ” 充電器は「高出力でポート数が多いこと」が最適解ではない ” と痛感しました。
iPhoneに最適化されたコンパクトな充電器を探しているのであれば「RP-PC150」は良い選択肢になるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
- 国内最小クラスのコンパクトデザイン
- iPhone12に最適な20W急速充電が可能
- 汎用性の高いUSB Type-Cの充電ポート
- コンセント部分が折り畳みできない
RAVPower様から商品をご提供いただき、レビューしております。
RAVPower RP-PC150 の概要
今回紹介するのは、RAVPower(ラブパワー)から出ている20W充電器「RP-PC150」。
クリックすると商品スペックが見られます
製品 | RP-PC150 |
---|---|
サイズ | 幅4.7cm・奥行2.8cm・高さ3cm |
重さ | 30g |
対応ポート | USB-C |
急速充電 | PD / QC対応 |
出力 | 最大20W |
同梱物 * | 本体 / 説明書 |
保証期間 | 30カ月 |
RAVPower社は2011年にアメリカで創業した比較的新しい会社ですが、数千万人の利用ユーザーがいるモバイルバッテリーやUSB充電器のメーカー。
特に「窒化ガリウム(GaN)」を世界に先駆けて導入することで、今まで実現できなかったサイズ感と充電パワーを両立しています。
リモートワーカーにとって ” いかに荷物を軽くできるか? ” は身体への負担を軽くするための重要ポイントなので、小さくて高出力な充電器はかなり魅力的でした。
RAVPower RP-PC150 の使用感レビュー
ここからは実際に使ってみて感じた RP-PC150 の「良かった点」「惜しい点」を紹介します。
- 国内最小クラスのコンパクトデザイン
- iPhone12に最適な20W急速充電が可能
- 汎用性の高いUSB Type-Cの充電ポート
- コンセント部分が折り畳みできない
結論から言えば、iPhoneをメインに充電したい人におすすめの小型充電器なので、ぜひ購入前の参考にしてみてください。
国内最小クラスのコンパクトなサイズ感
「RP-PC150」の大きさはApple純正アダプタとほぼ同サイズ。同じ収納スペースを使うなら充電性能が高い方が得です。
iPhone12シリーズからは端末購入時に充電器(ACアダプター)が同梱されなくなり、Appleの公式ホームページの言葉を見る限り、将来的にもうiPhoneを購入しても充電器は手に入らないと思います。
このような同梱物はすでに多くの人が持っているため、新品のまま使われないことがよくあります。そこでAppleでは、iPhoneファミリー全体で箱に入れるのをやめました。
Apple公式ホームページ
RP-PC150は大きさをそのままに充電性能だけをアップしているので、これまで付属していたApple純正アダプタのコンパクトさに慣れていた人でも使いやすく、収納などを考え直す必要もありません。
サイズはApple純正と同じ。でも、出力は4倍
iPhone12シリーズからスマホの給電W数が最大20Wになり、RP-PC150の充電出力も20W。まさにiPhone12のために作られたUSB充電器です。
20Wの充電出力があると30分でiPhoneの電池を50%くらいまで充電できます。充電速度はApple純正の3倍ほどです。
急速充電なら入浴中や洗い物などのちょっとしたスキマ時間でも iPhoneを十分充電できるので、1度経験すると戻れないくらい便利です。ぜひ試してみてください。
充電ポートは汎用性の高いUSB Type-C
USB Type-Cの急速充電は「Power Delivery(PD)」という充電規格に統一されているので、PD対応の充電ケーブルさえあればデバイスも急速充電できます。
私が普段持ち歩いている iPad Air 4 も購入時に同梱されている充電器が20Wだったこともあり、RP-PC150でiPadを充電することもあります。
とはいえ、iPad Air 4 やそれに近いサイズの iPadはどれも30W充電が可能なので、フルパワーで充電しようと思ったら20W出力だと少しパワー不足。
デバイスの種類 | 必要な充電W |
---|---|
iPad mini 6 | 30W |
iPad Air 4 | 30W |
iPad Pro 11インチ | 30W |
iPad は iPhoneよりバッテリー容量が大きいので ” メインは iPhone の充電だけど、iPad でも使えたら嬉しい ” くらいであれば RP-PC150(20W充電器)で十分です。
逆に iPadを外で使い倒しているヘビーユーザーの人は30W充電器を持っておきたいところ。
私は外出時は iPadも持ち運ぶので、ガジェットポーチの中には30W充電器(RP-PC144)を入れています。
ただし、充電出力が上がる分だけサイズ感も大きくなるので、iPhone用の充電器として使うなら「RP-PC150」の方が持ち運びやすくておすすめです。
コンセントが折り畳みできない
Apple純正のACアダプタ(5W充電器)と同じサイズ感で4倍の充電出力があるというだけで、iPhone用の充電器としてかなり魅力的です。
惜しい点を挙げるなら「コンセント部分が折りたたみできない」という点。コンセントが折りたたみ式ならサイコロのような形でよりコンパクトでした。
ところが ” 本当に折り畳みできたほうが良かったのか?” と言われると実は少し微妙。
この通り、本体はかなり小さいので仮にコンセント部分が折りたたみ式だったらコンセントを立てにくかったと思います。
特に今まで Apple純正のACアダプタを使っていた人にとっては「折りたたみできないストレス」はないと思うので、RP-PC144のサイズ感なら折りたたみできないことはデメリットというほどではないと感じました。
20Wで急速充電するために必要なもの
RP-PC150にはPD対応の充電ケーブルは同梱されていないので、急速充電に対応した「充電ケーブル」を用意する必要があります。
個人的には Ankerから出ている別名”絡まないケーブル”「PowerLine III Flow(USB-C to Lightning)」がおすすめです。
ガジェットポーチに入れるときは丸めて収納することになると思いますが、ケーブルが丸まったり跡がついたりしないので取り回しが本当に楽です。
2,000円ちょっとするので充電ケーブルとしては少し高いですが、言っても数百円の差なので長く使うものはこだわっても良いのかなと思います。
RAVPower RP-PC150 はこんな人におすすめ
実際に使ってみた感想も含めて、RP-PC150 が合うのはこんな人だと思います。
- iPhoneを急速充電したい
- コンパクトな充電器がほしい
- iPhone以外はほとんど充電しない
基本的にiPhoneしか使わないから他のデバイス充電は考えない。とにかく iPhone を最速で充電したいという人にRP-PC150はおすすめ。
逆に、高パワーが必要な人や2ポート以上使いたい人は別のUSB充電器を買った方がいいです。私は iPad を使ったり、会社PCが Macbook Pro だったりと高パワーが必要なのでCIOの充電器を使っています。
「大は小を兼ねる」という言葉もあるので、どんなデバイス充電にも対応できるUSB充電器がほしい人はぜひ参考にしてみてください。
RAVPower RP-PC150 レビューまとめ
この記事では、RAVPowerの20W急速充電器「RP-PC150」をレビューしました。
- 国内最小クラスのコンパクトデザイン
- iPhone12に最適な20W急速充電が可能
- 汎用性の高いUSB Type-Cの充電ポート
- コンセント部分が折り畳みできない
どんなに良いデバイスもバッテリーが切れたらただの荷物。特にリモートワーカーのような外で作業する人にとってスマホの充電切れは死活問題です。
20W充電器があればちょっとカフェに入っている間にスマホをフル充電することもできるので、ぜひ参考にしてみてください。
他の記事では私のガジェットポーチの中身やiPad用として使える急速充電器なども紹介しているので、ぜひ読んでみてください。
▼この記事の中で紹介した参考記事
それでは!