“ 万が一、外でiPhone / iPadの充電が切れたら ― ”
こんな心配が頭をよぎってモバイルバッテリーを持ち歩く人はおそらくUSB充電器も持ち歩いているはず。万が一のために使わないかもしれないアイテムを2つも持ち歩くのは正直微妙…ですよね?
この記事ではそんな2つのアイテムを1つにまとめた、Ankerのモバイルバッテリー兼USB充電器「Anker 521 Power Bank」をレビューします。
この記事で書いていること
- Anker 521 Power Bank の概要
- 良かった点・惜しい点
- 口コミや評判
- この商品をおすすめする人の条件
特にiPhoneやiPadだけを持って身軽に出かけたい時や旅先で活躍してくれるアイテムだと思うので、ぜひ参考にしてみてください。
メリット
- 屋内/屋外どちらでも十分な充電出力
- 1つ持ち運ぶだけでOKの1台2役
- iPhone ~ MacbookAir まで使える
デメリット
- 終日使うにはバッテリー容量が少ない
Anker 521 Power Bank の使用感レビュー
今回紹介するAnker 521 Power BankはモバイルバッテリーとUSB充電器の両方の機能を持つ1台2役のアイテム。
クリックすると商品スペックが見られます
Anker 521 Power Bank | |
---|---|
サイズ | 幅71mm・奥行31mm・高さ60mm |
重量 | 約200g |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
出力 | AC接続時:MAX:45W モバイルバッテリー利用時:MAX:20W* |
カラー | ブラック含めて計5種類 |
その他 | ケーブルやポーチは付属なし |
※詳細はAnker公式ホームページをご確認ください
Ankerと言えば「モバイルバッテリー兼USB充電器」ブームの火付け役とも言えるメーカー。今回の 521 Power Bank は初代モバイルバッテリー兼USB充電器「PowerCore Fusion 5000」と同じバッテリー容量(5,000mAh)なことから初代モデルの進化版のように感じました。
バッテリー容量は同じでも機能性はまったくの別物…!
特に充電出力が「45W」とかなりの高出力なので、iPhoneやiPadはもちろんMacbook Airくらいならフルスピードで充電できるパワーがあるのは大きな進化ポイントで、これ1つあれば外作業で困ることはないと思います。
屋内・屋外どちらでも十分使える充電出力
Macbookはたまに会社に出社する時(半日程度)に持っていくだけなので、基本的にはiPhoneとiPadがメイン。Anker 521 Power Bank はコンセント接続時に最大45W・モバイルバッテリーとしての使用時に20Wの充電出力があってテレワーカーの私には十分な充電出力です。
ちなみに私が外で使うのは下の3つのデバイス。
- iPhone 12mini
- iPad Air4
- Macbook Pro(13インチ)
Macbook Pro はフルスピードとはいきませんが半日なら充電なしでもいけるくらいなので、45Wでもまったく困りません。
特にモバイルバッテリーとして使う時に20Wの充電出力が出るのはかなり重宝しています。ケーブルを繋いで少し放置しておけば十分バッテリーが回復するのでモバイルバッテリーを繋いだままずっと使い続けるようなこともなく快適です。
最小限の持ち歩きであらゆるシーンに対応可能
モバイルバッテリー兼USB充電器を持つ最大のメリットは、1つのアイテムを2つの用途で使える「2-in-1」であるということ。書くと当たり前のように聞こえると思いますが、このメリットは絶大です。
テレワークで働く人のなかには1つの場所に留まらず転々としながら作業する人もいると思いますが、そんな人にとって「持ち歩くモノが少ないこと」はかなりのアドバンテージ。
iPadやMacbookといったデバイスの他に持ち歩くアイテムが 521 Power Bank と充電ケーブルだけならガジェットポーチを用意せずカバンにそのまま入れて持ち歩いてもケーブルが他のモノと絡むことを気にせずに移動できます。
私はiPadを持ち歩くときはカバン (HALFDAYPACK) にそのまま Anker 521 Power Bank と充電ケーブルを入れて出掛けていて、取り出しが簡単なので本当に快適です。
iPhone~Macbook Air まで幅広く使える
実は私は Anker 521 Power Bank の前に1つモバイルバッテリー兼USB充電器を持っていました。しかもバッテリー容量も5,000mAhとまったく同じものを。それでもわざわざ買い替えたのは「充電出力」が決め手でした。
旧型(PowerCore Fusion 5000)と新型の「521 Power Bank」では充電出力に圧倒的な差があります。
521 Power Bank | PowerCore Fusion 5000 | |
---|---|---|
USBポート | USB-C ×2 | USB-A ×2 |
AC接続時 | 45W (20V=2.25A) | 10.5W (5V=2.1A) |
モバイルバッテリー使用時 | 20W (9V=2.22A) ※ | 15W (5V=3A) |
正直、特にAC接続時に45Wのパワーが出るのはかなり魅力的で、これなら会社で使うノートPC(Macbook Pro)~個人で持っているデバイスまで問題なく充電することができます。
Macbook Pro は充電出力が61W~ですが、45W充電でも半日外出のテレワーカーなら十分な延命になります
1日外出だとバッテリー容量に不安あり
Anker 521 Power Bank はちょっとした外出時に持ち歩くならかなりおすすめできるアイテムですが、終日外出していて屋外でがっつりノートPCを使い倒したい・モバイルバッテリー機能をメインに使いたい人にはバッテリー容量不足に感じると思います。
というのも上でも書いている通り Anker 521 Power Bank のバッテリー容量は「5,000mAh」。一般的にモバイルバッテリーの電池容量は表示数値の60~70%くらいが実際の充電容量(その他は本体制御や充電時の放熱で消費されてしまう)ので、iPhone13以降だとminiシリーズ以外はフル充電できません。
60%使えるとすると、実際に使えるバッテリー容量は3,000mAhくらい
iPhone 機種 | バッテリー容量 |
---|---|
iPhone 13 mini | 2,406mAh |
iPhone 13 | 3,227mAh |
iPhone 13 Pro | 3,095mAh |
iPhone 13 Pro Max | 4,352mAh |
iPhone 14 | 3,279mAh |
iPhone 14 Pro | 3,200mAh |
iPhone 14 Pro Max | 4,323mAh |
iPhone 14 Plus | 4,325mAh |
私のようなテレワーカーで半日の外出作業をiPadやiPhoneの持ち歩きのお供として使いたい・フル充電できなくても半分充電できれば問題ないという人にはハマると思います。ぜひ参考にしてみてください。
Anker 521 Power Bank の口コミや評判
私の意見の他にTwitterでも「Anker 521 Power Bank」に関する口コミや評判を集めてみました。
ポジティブな意見としては、充電出力(パワー)やコンパクトさ、カラー展開の豊富さが良いという意見が多い印象
ネガティブな意見はほとんど見当たりませんでしたが、バッテリー容量が10,000mAhあると嬉しいという意見がありました
Anker 521 Power Bank はこんな人におすすめ
実際に使ってみて感じた Anker 521 Power Bank をおすすめできるのはこんな人です。
- 外出時の持ち歩きはiPhone/iPadが多い
- 高出力充電はいらない(30Wで十分)
- バッテリー容量よりコンパクトさ重視
私の場合iPhoneやiPadだけを持って出かける休日や旅行先に持って行くことが多いアイテム。521 Power Bankと充電ケーブルさえ一緒に持ち歩けば安心して出歩けるので “ モノは多く持ちたくないけど万が一にも備えたい “ という人はぜひ参考にしてみてください。
Anker 521 Power Bank レビューまとめ
この記事では、Ankerのモバイルバッテリー兼USB充電器「Anker 521 Power Bank」をレビューしました。
- 屋内/屋外で十分な充電出力
- 1つ持ち運ぶだけでOKの1台2役
- iPhone ~ MacbookAir まで使える
- 終日使うにはバッテリー容量が少ない
外出時の荷物はなるべく減らして身軽に動きたいけど、万が一のためにしっかり備えておきたい。そんな人にとって、2-in-1のモバイルバッテリー兼USB充電器は最適のアイテム。特にiPhoneやiPadのような小~中型のデバイスを持ち歩く人はぜひ参考にしてみてください。それでは!
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