” 複数のUSBデバイスを一気にUSB充電したい ―― “
快適に仕事するためのアイテムを増やした結果、複数の充電器を持ち歩く羽目になってしまった……こんな人は少なくないはず。特にMacbook Pro のような高出力の充電が必要なデバイスを持ちつつ、デスクでは外部モニターやデスクライト、出先ではスマホやタブレットも充電したい人にとって「同時充電できる高出力のUSB充電器」は必要不可欠ですよね。
この記事では、そんなシーンで役立つ複数USBポートの充電器、Satechiの75W デュアル Type-C PDトラベルチャージャー(USB充電器)をレビューします。
この記事で書いていること
- Satechi 75W USB充電器 の概要
- 良かった点・惜しい点
- 複数ポート同時利用した時の出力の違い
- この商品をおすすめする人の条件
「トラベルチャージャー」の名の通り、このUSB充電器は外出先でも使いやすい充電コード付き。コンセント1つあれば高出力な充電環境を作ることができます。USB充電器1つで複数デバイスを一気に充電したい人にピッタリなので、ぜひ最後まで読んでみてください。
- コード付きでデスク周りに導入しやすい
- Type-A/C搭載で複数デバイスを充電可能
- 60W出力でMacbook Proの充電も可能
- USB-Cの高出力充電は1ポートのみ
Satechi 75W デュアル Type-C PDトラベルチャージャー の概要
私が愛用しているのは、Satechi(サテチ)から出ているUSB充電器「75WデュアルType-Cトラベルチャージャー」。

クリックすると商品スペックが見られます
Satechi 75W デュアル Type-C PDトラベルチャージャー | |
---|---|
サイズ | 幅10.3cm・奥行7.2cm・高さ2.3cm |
重さ | 214g |
ポート数 | USB-C × 2 USB-A × 2 |
最大合計出力 | 75W |
その他 | 電源コードあり |
Satechiはスタイリッシュなデザインのアイテムを多く開発するガジェットメーカー。
私は会社のノートPCは Macbookですが、個人PCは Windowsという二刀流。実際に使ってみて機能性はもちろん、デザイン的にもWin/Macどちらでも使いやすいUSB充電器だと感じました。

Apple製品とデザインの相性が良く、スタイリッシュなデザインが好きな人には特におすすめです
Satechi 75W デュアル Type-C PDトラベルチャージャー の使用感レビュー
ここでは75WデュアルType-C PDトラベルチャージャーを使って分かった「良かった点」「惜しい点」を紹介します。
” 電源タップ(コンセント)は足りているけどUSBポートが足りない ” という人はこれ1つで十分な充電環境を作れるので、ぜひ参考にしてみてください。
- コード付きでデスク周りに導入しやすい
- Type-A/C搭載で複数デバイスを充電可能
- 60W出力でMacbook Proの充電も可能
- USB-Cの高出力充電は1ポートのみ
コード付きでデスクでも旅先でも使いやすい
Satechiの充電器は商品名に「トラベルチャージャー」とついている通り、旅先でも使いやすいようにコード付きです。


コンセントから給電するタイプの充電器だと、電源タップとアダプタが干渉してうまく挿せないこともありますが、このUSB充電器なら心配ありません。


こんな風にコンセントにはコードから伸びたプラグを挿すだけなので、デスク周りの狭いスペースでもしっかり充電できます。ホテルなどコンセント周りが狭い場所でも使いやすいように…というのが本来の目的だと思いますが、個人的にはデスク周りでも使ってほしい充電器。



デスク周りのケーブル配線整理がかなり楽になりました
USB-A/C合わせて4つの豊富なポート数
SatechiのUSB充電器は、USB-A/Cのポートが2つずつ用意されているので、旅行や出張先はもちろん、デスク周りの充電ステーションとして使うにも十分なポート数があります。


私はデスク周りのUSB充電を全て集約していますが、充電周りはこれ1つで済んでいます。
USB-C (60W) | Macbook Pro 13インチ |
USB-C (18W) | iPad Air 4・iPhone など |
USB-A ① | デスクライト |
USB-A ② | CO2センサー |
USBポートではなくコンセントが必要だったり、PC給電のほうが近かったりと、人それぞれ充電器に求める条件は違います。そんな中でもこのUSB充電器を使えば、” USBポートが足りない! ” と困ることはほとんどないと思います。
60W急速充電(PD)でMacbook Proも充電可能
75WデュアルType-Cトラベルチャージャーは4ポートの最大合計出力が「75W」になるUSB充電器。USB-CポートとUSB-Aポートを2つずつ搭載していて、片方のUSB-Cポートは最大60Wの急速充電(PD)に対応しています。


60Wの充電出力が出れば、Macbook Proのような高パワーを必要とするデバイスでも充電できます。


Macbookの純正アダプタはデスク下に設置するには大きすぎるし、コンセントに直挿しするための場所も必要です。そんな状況でもこのUSB充電器を使えば、デスク下のケーブル配線の整理もかなり楽になります。



急速充電したいならPD対応の充電ケーブルも必要なので注意!
私は急速充電のためにAnkerのPD対応充電ケーブルを使っています。これ1本用意するだけでアダプタ類を全て取り払えるので、デスク下をスッキリさせたい人にはおすすめです。




パソコン2台の同時充電は難しいので注意
コード付きでUSB Type-A/C搭載、Macbook Proにも使える60Wの高出力…と良いところばかりですが、2つのUSB-Cポートの充電出力が「60W」と「18W」で差があるのに注意が必要。


在宅勤務でデスク周りにパソコンを複数台置くような人は「パソコンを複数台充電できるUSB充電器」が理想だと思うので、充電出力に物足りなさを感じてしまうかもしれません。
ちなみに私の場合はAnkerの電源タップとSatechiのUSB充電器を組み合わせて使っています。


デスク周りにデバイスが多くてコンセントも必要だという人は「電源タップ+USB充電器」で充電環境を作るのがベストだと思うので、ぜひ参考にしてみてください。


各USBポート利用時の充電出力の計測結果
ここでは複数ポートを使った場合に「Type-Cポートの出力がどのように変わるのか?」を検証したので紹介します。
結論、充電出力は若干落ちるものの Macbook Pro のような高パワーを必要とするデバイスも問題なく使えるレベルでした。
Type-Cポート(60W)を単体利用した場合
USB Type-C(60W) を単体で利用したときの充電出力は約「42W」でした。


接続機器 | バッテリー残量 | |
---|---|---|
USB-C(60W) | Macbook Pro | 47% |
USB-C(18W) | ー | ー |
USB-A① | ー | ー |
USB-A② | ー | ー |
” あれ?少ない? ” と思って色々と計測してみましたが、パソコンでの処理状況に合わせて充電出力量は動いているようでした。
この時はパソコンでほとんど何も動かしていなかったので「42W」という出力ですが、別で負荷を与えて計測したら充電出力が上がりました。
Type-Cポート(18W)を単体利用した場合
USB Type-C(18W) を単体で利用したときの充電出力は約「16W」でした。


接続機器 | バッテリー残量 | |
---|---|---|
USB-C(60W) | ー | ー |
USB-C(18W) | iPad Air 4 | 67% |
USB-A① | ー | ー |
USB-A② | ー | ー |
これもまずまずという印象。計測器で電圧を測る関係上、最大出力は出ないだろうなと思っていたので ” 問題なく18W近くまで出ている ” と感じました。
Type-Cポートを両方利用した場合
USB Type-C (60W/18W) を両方同時に利用したときの充電出力は、Macbook Pro が「約50W」、iPad Air 4 が「約16W」でした。




接続機器 | バッテリー残量 | |
---|---|---|
USB-C(60W) | Macbook Pro | 42% |
USB-C(18W) | iPad Air 4 | 67% |
USB-A① | ー | ー |
USB-A② | ー | ー |
Macbook Pro側でブラウザを一気に立ち上げると充電出力は「50W」まで上昇しましたが、iPad Air 4 側では単体利用時と同じ「16W」の充電出力をキープしていました。
この時点で ” USB-Cを2つ同時に使っても充電出力はキープできるか? ” は「問題なし」としました。
Type-C両方+Type-Aを1つ利用した場合
ここからは気になる人が多いであろう「USB Type-C(60W)ポートは実際どれくらいの出力が出るのか?」に絞って紹介していきます。
USB-C を両方同時に利用しつつ、USB-A」を1つ利用したとき、USB-C (60W) ポートの充電出力は「約51W」でした。


接続機器 | バッテリー残量 | |
---|---|---|
USB-C(60W) | Macbook Pro | 47% |
USB-C(18W) | iPad Air 4 | 67% |
USB-A① | iPhone 12mini | 70% |
USB-A② | ー | ー |
計測のやり方は「3. Type-Cポートを両方利用」とまったく同じです。
USB-Cポートを両方使いながら、USB-Aポートで iPhone などを充電しても問題なく使えるレベルの充電出力が得られることが分かりました。
Type-C両方+Type-Aを2つ利用した場合
最後に、USB-C・USB-Aともに全てのポートを同時に利用したときのUSB-C (60W) ポートの充電出力は「約53W」でした。


接続機器 | バッテリー残量 | |
---|---|---|
USB-C(60W) | Macbook Pro | 45% |
USB-C(18W) | iPad Air 4 | 67% |
USB-A① | iPhone 12mini | 70% |
USB-A② | iPhone 8 | 71% |
ここでも計測のやり方は「3. Type-Cポートを両方利用」とまったく同じです。
Type-Cポート・Type-Aポートをフルで使っても最大60W出力の USB Type-Cポートで「53W」くらいの充電出力が得られることが分かりました。
ここまで来てハッキリしました。この製品ならUSBポートをいくつ使ってもしっかり充電出力をキープできます。
Satechi 75W トラベルチャージャー はこんな人におすすめ
実際に使ってみて感じた Satechi 75W トラベルチャージャー をおすすめできるのはこんな人です。
- 高出力×複数ポートのUSB充電器がほしい
- 出張などで複数デバイスを同時充電したい
- デスク周りの充電環境をパワーアップしたい
個人的には出張や旅行のときに複数のデバイスを同時充電するのにかなり役立っているので、高出力デバイス+小さなデバイスを複数持ち歩く人にこそ使ってほしいアイテムです。ぜひ参考にしてみてください。
Satechi 75W トラベルチャージャー レビューまとめ
この記事では、Satechiの75W デュアル Type-C PDトラベルチャージャー(USB充電器)をレビューしました。


- コード付きでデスク周りに導入しやすい
- Type-A/C搭載で複数デバイスを充電可能
- 60W出力でMacbook Proの充電も可能
- USB-Cの高出力充電は1ポートのみ
在宅勤務やリモートワークなどでパソコン以外にもデスク周りにデバイスが増えた人には多いんじゃないかと思います。これ1つあれば、パソコンを十分な速度で充電しつつ、他のデバイス充電にも使えるので、デスク周りにデバイスが多い人はぜひ参考にしてみてください。それでは!
▼この記事の中で紹介した参考記事





