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イチ
2016年にテレワーク中心の働き方へシフトしたIT企業の会社員。
在宅勤務で働く傍ら、デスク周りのガジェットやテレワークの働き方について発信。
Yahoo! JAPAN、ライフハッカー日本版などの外部メディアでコンテンツ制作を行なったり、Webライターとしても活動しています。

【エルゴトロン LX レビュー】デスク上を有効活用できるモニターアームの使用感と組み立ての注意点まとめ

この記事はアフィリエイト広告を含みます

” 少しでも広い作業スペースを確保したい ――― “

在宅ワークになったことで快適に働くためにデスク環境の整備がどれだけ大切かを痛感しました。特に「モニターの高さ」が合わないと猫背になりがちで、終日デスクに座りっぱなしの私は夕方には体がバキバキになります。

この記事では、こんな思いが積もりに積もって購入した愛用のモニターアーム「エルゴトロン LX」をレビューします。

この記事で書いていること

  • エルゴトロン LX の概要
  • 良かった点・惜しい点
  • 口コミや評判
  • この商品をおすすめする人の条件

モニターアームのおかげでデスク周りはすっきり見えるし、首や肩のコリも軽減して、今となっては壊れたらすぐに再購入したいマストアイテム。

実際に使って感じたメリット・デメリットだけでなく、デスクへの取り付け方法や注意点もまとめたので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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メリット

  • 自分に合わせた楽な姿勢で作業できる
  • モニターが浮いて机の利用面積が増える
  • ケーブルが隠せて机上がすっきり見える

デメリット

  • 説明書では組み立て手順が分かりにくい
目次

エルゴトロン LX モニターアームの概要

私が購入したのは、エルゴトロン(Ergotron)社から出ているモニターアーム「エルゴトロン LX」。

白のモニターアーム|エルゴトロンLX
クリックするとスペックが見られます
エルゴトロン LX
タイプシングルアーム
設置方法クランプ or グロメットマウント
重さ3.4kg
荷重範囲3.2~11.3kg
対応画面サイズ~34インチ
昇降範囲最大33cm
黒、白、シルバー(アルミ)
VESA規格対応あり (100×100・75×75㎜)

エルゴトロン社は1982年の創業から「人々がアクティブに動ける環境を構築すること」を目的に、人間工学に基づいた使いやすいモニターアームや昇降デスクを開発・販売しています。

公式ページには「健康的に働くための姿勢」や「定期的な運動がどれだけ健康に良いか」を語ったページがあって、これがかなり参考になります。

エルゴトロン社ホームページのデスク位置測定結果
転載元:エルゴトロン社ホームページ

他にも、エルゴトロン社の公式ページでは自分の体に合ったデスクやモニターなどの高さを確認できるページがあります。

実は私はこのページを参考にして自分のデスクの高さやモニターの位置を決めています。

エルゴトロンのワークスペースプランのページはモニターアームのメーカーに限らず共通して使えるので、ぜひ参考にしてみてください。


エルゴトロン LX の使用感レビュー

まずは実際に使って感じた「良かった点」「惜しい点」を紹介します。

結論からいうと本当に買って良かったです。デスクに向かうだけでシンプルにテンションが上がるし、仕事の面でもデスク上がスッキリして目の前の作業に集中できるようになりました。


モニター調整の自由度が高く体が疲れにくい

モニターアーム最大のメリットはモニターを自分の姿勢が正しい状態になるよう自由に調整できることです。これは言い換えれば、疲れにくい姿勢をキープできるということ。

エルゴトロンは34インチのディスプレイまで対応できて、一般的な34インチ (縦横比16:9) の高さは 42.3cm。モニターアームで持ち上げられるディスプレイの高さは最大44cmで34インチディスプレイなら 65cmくらいまで上がるので、私にとって理想的な高さでモニターを使えています

エルゴトロンLXを横から見る

モニターアームを使うことでデスクの奥ギリギリの位置にディスプレイを設置することができます。

目とディスプレイの間は 50~76cmくらい離すのが理想とされていて、こうやって正しい姿勢で作業できるので首や肩のコリがかなり改善されました。

デスクの奥行が短い場合でもディスプレイとの距離を確保しやすくなるので、特に小さいデスクを使ってる人におすすめです。


ホワイトのアームならモニターが浮いて見える

エルゴトロンはHPやAmazonでもOEM製品を購入できますが、カラー展開に「ホワイト」があるのはエルゴトロン社の純正品だけ。

ディスプレイが浮いてみえるモニターアームの写真

白のモニターアームを販売しているメーカーは数少ないので、その中で品質的にも安心なモノと考えるとエルゴトロンは良い選択肢だと感じました。

また、モニターアームにすることでディスプレイの下に空間ができるのでこの空間を活用すればデスク上を広く使うことができます。

モニターアームで支えたディスプレイの下
私がディスプレイ下に置いているもの

デスク上をスッキリさせたい人はもちろん、デスクが狭くて外部ディスプレイが置けない人こそ「モニターアーム」を使ってみてほしいと思います。


ケーブルが垂れずにデスクがすっきり見える

エルゴトロン LX はアームの中にケーブルを隠せる構造になっています。つまり、ディスプレイの裏からケーブルが垂れて見えることがありません。

モニターアームの中にケーブルを隠している

アームの中にケーブルを隠すと自然とまとまるので、結束バンドを使う箇所も減って楽にケーブル配線を整理できました。

私のデスクで実践しているケーブル配線整理術は別の記事で紹介しているので、コード類の整理に困っている方は参考にしてみてください。


エルゴトロン LX の説明書は分かりにくい

エルゴトロン LXの設置方法は説明書に記載がありますが、説明書の内容だけでは分かりにくいのが難点。私はエルゴトロンの公式Youtubeチャンネルで紹介されている設置方法を参考にしました。

デスクへの設置方法は2種類ありますが、私は「クランプ (デスクマウント) 式」がおすすめです。

クランプ式グロメット
マウント式
設置方法天板に挟む天板に穴をあける
設置可能な
天板の厚み
10~60mm~57mm
メリット設置や移動が簡単薄い天板でも設置可
デメリット天板がもろいと割れる天板に穴が空く

クランプ式ならデスクに穴をあける必要がないし、何より1回で設置が成功しなかったときのリスクが計り知れません。こだわりがない限りは「クランプ式」を選ぶのが無難だと思います。


エルゴトロン LX の組み立て方法

ここからは実際に私が組み立ててみて ” これが1番簡単だ ” と感じた組み立ての順序を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

組み立て手順を詳しく見る
STEP
クランプ部分をデスクに固定する

まずはモニターアームの台座になるクランプ部分をデスクのどこに設置するか決めます。

モニターアーム「エルゴトロン LX」の支柱を設置する

何度か修正する可能性があるので最初は「軽め」に締めるのがポイントです。

また、天板は中身が詰まった構造のものを選ぶようにしてください。(私はIKEAの「ヒルヴェル」という竹製天板を使用)

IKEAの竹製天板「ヒルヴェル」
IKEAの竹製天板を使用

安い天板だと薄い板を繋ぎ合わせただけで「中身がスカスカ」というものもあって、そういう天板だとクランプを設置したときに天板が割れてしまう可能性があります。

すでに使っている天板を使いたいけど強度が不安という人は「モニターアーム補強プレート」をクランプと天板の間に挟むのがおすすめです。

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STEP
アームが壁などに当たらないか確認する

アーム部分を繋げて先端(ディスプレイ設置部分)がデスクの真ん中にくるよう調整して設置します。

モニター部分がデスクの真ん中にくるように設置

モニターアームを自由に動かすためにデスク周りの障害物(壁など)とアームがギリギリところまで机を移動させるのがポイント

モニターアーム設置では奥行が必要なことに注意
モニターアーム設置には「奥行き」が必要なので注意

モニターを設置してから調整するのはかなり大変です。

このタイミングで「クランプの位置」や「壁からの距離」などを調整して、モニターを動かしても周りのモノに当たらない場所を探しておきましょう。


STEP
アームをディスプレイに固定する

アーム部分を一度クランプから外してディスプレイに接続します。

モニターアームとディスプレイモニターを接続

モニターアームとディスプレイの接続用のネジはモニターアームには付属していないので、モニターの付属品として入っているものを使います。

このとき、VESA規格対応のディスプレイでないとモニターアームを設置できないので注意してください。

イチ

エルゴトロンLX はVESA規格(MIS-D)対応。ディスプレイ裏の穴は、75×75㎜・100×100㎜の2つです

世の中には「VESA規格対応」を謳っていても、HDMIポートなどとVESAマウントが干渉してしまうものもあるので、ディスプレイは出来るだけ有名どころのものを選ぶのがおすすめです。


STEP
ディスプレイをアームに接続する

ディスプレイ+アームをクランプに接続します。接続する前にクランプがしっかり締まっていることを確認してください。

モニターアーム+ディスプレイを設置
モニターアーム+ディスプレイを設置
モニターアーム+ディスプレイを設置
最後にアームのキャップを締める

モニターアームの設置は1人でも問題ないですが、ディスプレイの大きさによっては設置が大変なので可能な人はディスプレイだけでも2人で設置するのが安全です。


STEP
モニターにケーブルを接続する

モニターに電源ケーブルやHDMIケーブルを接続します。この時、モニターアームの結束バンドはゆるめに締めるのがポイントです。

結束バンドをきつく締めてしまうと、モニターを動かしたときにケーブルにゆとりがなくなってしまい、モニターを動かすたびにケーブルが抜けてしまいます。

また、モニターアームを使うとディスプレイをデスクに直置きする時に比べてディスプレイとPCまでの距離が長くなるので、PCを置く位置に合わせて準備するケーブルの長さを変えるのがおすすめです。

ケーブルの長さの目安
  • デスク上にノートPCを置くなら「1.0m」
  • 天板裏にノートPCを置くなら「2.0m」

これくらいの長さあったほうがケーブル配線が上手くいくので、ぜひ参考にしてみてください。

▼私はこのHDMIケーブルを使っています

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エルゴトロン LX の口コミや評判

Twitterでエルゴトロンのモニターアーム「エルゴトロン LX」に関する口コミや評判を集めてみました。

イチ

ポジティブな意見だと、見た目の良さモニターを簡単に操作できる手軽さを挙げてる人がいました


イチ

ネガティブな意見だと、大きなモニターの設置だと安定感にやや不安を感じる人もいました。使うモニターによってはLXではなく、耐荷重の大きなモデル(HXなど)を選んだ方がいいです


エルゴトロン LX によくあるQ&A

ここでは、エルゴトロン LX によくある質問に一問一答形式で回答しました。

購入前に気になるところに回答したつもりなので、ぜひ参考にしてみてください。

エルゴトロン LX の耐荷重は何キロ?

重量は3.2~11.3kgまでです。

さらに詳しく

ちなみにモニターサイズは34インチまで対応しています。

それ以上のサイズのモニターを使う場合は、エルゴトン HX のほうがおすすめです。

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こちらのモニターアームなら重量は9.1~19.1kg、モニターサイズは49インチまで対応しています。

エルゴトロン LX はVESA規格対応?

VESA規格(MIS-D)に対応しています。穴のサイズは、75×75mm・100×100mmの2つです。

モニターの高さは最大どこまで上がる?

ディスプレイは最大44cm(34インチのモニターなら上辺が約65cm)まで上がります。

ケーブルの長さはどれくらい必要?

PCを置く位置に合わせて準備するケーブルの長さを変える必要があります。

さらに詳しく

最低でも「1.0m」、不安な人は「2.0m」のケーブルを用意しておくのが無難です。

ケーブルの長さの目安
  • デスク上にノートPCを置くなら「1.0m」
  • 天板裏にノートPCを置くなら「2.0m」

エルゴトロン LX のクランプの寸法は?

実測したところ「横幅15.5cm・奥行11cm」ほどでした。

純正品とOEM製品の違いは?

純正とOEM製の主な違いは「値段」と「保証期間」の2つです。

製品別の違いを詳しく見る
純正HPAmazon
耐荷重3.2~11.3kg3.1~9.1kg2.3~11.3kg
対応画面
サイズ
34インチ24インチ34インチ
昇降幅33cm

シルバー



シルバー

VESA
規格
MIS-D
穴サイズは 75×75mm/100×100mm
値段13,980円10,980円10,782円
保証期間10年1年1年
最新情報こちらこちらこちら


ちなみに製造元は全てエルゴトロンなので品質は同じですが、私は2つの理由から「純正品」を選びました。

「純正品」を選んだ理由
  • 保証期間が10年間と長い
  • 唯一「白」のカラー展開がある

本体だけならOEM製品 (HP・Amazon) の方が安いですが10年という保証期間を3,000円で買えるのはお得だと感じました。

あとはインテリア的に「ホワイトのモニターアーム」が欲しかったのも正直なところw

部屋の壁紙との統一感が出てスッキリ見えるし、ディスプレイが浮いて見えるのでお気に入りです。


エルゴトロン LX はこんな人におすすめ

実際に使ってみて感じた エルゴトロン LX をおすすめできるのはこんな人です。

エルゴトロン LX はこんな人におすすめ
  • 在宅ワークで働いている
  • デスク周りをすっきりさせたい
  • 首や肩のコリを少しでも解消したい
  • 34インチ以下のモニターを使っている

リモートワークなど自宅でパソコン作業をすることが多い人なら、持っていて損はないし、かなりおすすめできるアイテムです。

一方で、支えられるモニターの大きさに制限があるので、34インチ以上の大きなモニターを使っている人は「エルゴトロン HX」のほうが安心して使えると思います。

私は32インチのモニターを使っていて十分なモニターの広さを感じているので、たいていの人は「エルゴトロン LX」を選べば問題ないんじゃないかと感じています。


エルゴトロン LX レビューまとめ

この記事では、エルゴトロンのモニターアーム「エルゴトロン LX」をレビューしました。

エルゴトロン LX
メリット
  • 自分に合わせた楽な姿勢で作業できる
  • モニターが浮いて机の利用面積が増える
  • ケーブルが隠せて机上がスッキリ見える
デメリット
  • 説明書では組み立て手順が分かりにくい

私にとってモニターアームは「健康器具」。自分にちょうど良い高さにディスプレイを持ってこれるので首や肩のコリがかなり改善しました。

純正品でも10年保証だと考えれば毎月ジュース1本我慢するくらいの値段で大満足の使い心地を得られるのでぜひ参考にしてみてください。それでは!

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